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アバウトアイコン見学・参加するためのガイドライン

哲学道場の活動は各地の例会によって構成されていますが、特にそれぞれの例会の間に連続性はありません。つまり、毎回読切り形式で異なるテーマが設定されます。参加者の方々には、それぞれ自分の都合がつくときに例会に参加して話をしてもらったり、希望される場合には発表を担当していただいたりしています。ここでは各例会へ参加するにあたっての具体的な流れを説明します。

見学・参加のガイドライン

1. 参加する前に必要なものは?

ご見学・ご参加にあたって必要なことは、その旨を運営までご連絡(ご予約)頂くことです(メールアドレス)。飛び込みで立ち寄られても大丈夫なように余裕はとってありますが、会場のスペースの関係もありますので、なるべく事前に人数だけ把握しておきたいので一報入れていただけると助かります。

参加費については各例会ごとに異なっておりますので、その都度本ウェブサイトのトップページにて告知しております(例会当日に現金にて集めさせていただいております)。

そのほか、特に参加にあたって何らかの資格が必要であるとか、テキストの読み込みが必要であるといった制約条件はありません。基本的に日本語で意思疎通ができれば問題なく参加していただけるものとみておりますし、特に何らかの前提知識を求めることはありません(もしあなたが初めて参加して他の参加者が何か「わからない言葉」をしゃべり出したら、それはその参加者がまさにワケノワカラナイことを述べていると考えて問い質して下さってかまいませんし、まさにそうするべきものです。あなたが「自分が無知だから……」と考えて押し黙る理由はありません)。

2. 例会

哲学道場の例会は各地で開催しております。2010年6月現在は、高円寺・駒込・京都・岡山の四か所です。このうち、京都はほぼ毎月、それ以外の三か所ではそれぞれ四半期に一回の開催頻度となります。では各例会の具体的な流れを紹介していきましょう(飽くまで典型的な場合です)。

2‐1.自己紹介

出席者の中に初対面の人がいる場合は全員簡単に自己紹介をしていただきます。お名前と何かひとこと(どういった経緯で哲学道場に来たのか、哲学についてどんな方向から関心を持っているかなど)言っていただければOKです。また、特に哲学談義をする上では本質的でないので、必ずしも本名でなくてもOKです。プライバシー的にOKだと思える範囲で語っていただければ問題ありません。

2‐2.発表

最初に希望者による発表が行われます(希望者がいない場合は世話役が発表します)。発表の形式は紙資料とホワイトボード、および口頭説明を組み合わせたものが一般的です。内容は既存の哲学者やテキストを取り上げ、要約したり、コメントや批判を加えたものから、発表者独自の見解を述べたものまで様々です。発表自体は30分から一時間程度で終わりますが、大抵の場合、途中で質問や批判が飛び交います。

2‐3.質疑応答

発表が終わると質疑応答が行われます。「要するに何が言いたいのか?」「首尾一貫していないのではないか?」「言うほど普遍性がない、ローカルな主張に過ぎないのではないか?」といった批判がよく行われます。

2‐4.ディスカッション

発表に関する話を引き継ぐかたちで、あるいは発表についての批判や反対の主張の中から発展するかたちで自由にディスカッションが行われます(途中に10分程度の休憩が入ります)。発表内容から離れてしまうこともよくあります。基本的に各自が自分の論じたい方向に論じるので、議論はもの別れに終わる傾向が強く、また、哲学道場としても統一見解や結論を出すような手続きは取りません。アナーキーな雰囲気を楽しんでいただければと思います。

2‐5.アンケート

最後に哲学道場運営のための簡単なアンケートを書いていただいております(A4一枚程度。個人情報を求めるというよりも哲学道場に来て下さる方のニーズを探るという性格のものです)。今後哲学道場により多くの人に来てもらうための参考データとして活用させていただきます。

3. 解散

解散後には特に哲学道場として「懇親会」などは設けておらず、参加者各自の都合で食事を摂る方もいれば、まっすぐ帰る方もおられます。


以上、哲学道場が「哲学しゃべりたい欲」を満たすための集まりであること、自由でオープンな雰囲気のもとで議論ができるという特色について述べました。

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