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アバウトアイコン哲学道場とは?(旧版)

1.活動概要

「哲学道場」はアマチュアによる哲学討論会です。アマチュアによるアマチュアのための哲学研究促進を目的としています。運営はすべて有志及び関係する非営利団体の支援によって行われており、大学や行政、特定の思想・宗教団体などからは完全に独立して活動しています。

2009年現在は活動の中心地である京都市でほぼ毎月開催している他、岡山市で四半期ごとに例会を開いております。

開催の形式としましては、

  1. 担当者が自らが関心を寄せるテーマについて簡単な発表を実施(要レジュメ資料)。
  2. テーマについての質疑応答と自由な議論・討論・対話を交わす。

というごくシンプルなものです。

哲学道場は毎回読み切り形式のイベントという体裁をとっております。したがって、特に固定の「会員」などは設けておりません。毎回の発表も基本的には希望者が行います(独自の見解の発表がベストですが、既存の研究の要約発表ないし解釈でもOKです)。また、毎回読み切りですので、原則として参加者のみなさまに予備知識を要求しません(ですから都合のよいときに参加して頂けます)。したがって、発表される方には逆に出来る限り分かり易い説明と説得力が求められます。

なお参加・見学にあたっての費用ですが、2009年現在は基本的にすべて無料となっております(ただし会場までの交通費は自己負担です)。

哲学道場では随時参加者・見学者・発表者・協力者を募集しています。興味を持たれた方は是非お問合せ下さい。

2.哲学道場に参加するメリット

当道場自体は民間で哲学に関心を持つ人々の知的な交流を促進する以上の目的を持たないイベントで、また実際の参加者の目的も様々ですが、敢えて参加する一般的なメリットを挙げるなら、以下の三点になるでしょう。

  1. 哲学について話すことができる
  2. 自分の主張・自分の学説を発表できる
  3. 生の議論の中で自分の議論の説得力を試すことができる

1.哲学について話すことができる

第一に「哲学について話すことができる」について。日本においては学問としての哲学や哲学史について話せる場所が少なく、哲学に関心がある人が各地に点々といるにもかかわらず彼(彼女)らが集まって気軽に交流できる場所がほとんどありません。また、哲学に関するイベントがあるにしても多くは有識者のシンポジウムや講義といった形式で、「先生 - 生徒」のような上下関係を前提としたものとなっています。そういった形式にも確かにそれなりに社会的・教育的な意義がありますが、当道場は原則として参加者は全員論者として対等な立場から出発することを志向しています。ですから、当道場は「哲学に関心はあるが、なかなか周囲に議論相手が見つからない」といった方々のニーズに答え得るものです。そのため、当道場は読み切り形式という比較的参加し易い形態を採り、読み切り形式の弱点である「知識の蓄積が難しい」という側面を「発表」や「報告」を取り入れることでカバーしようと試みています。

2.自分の主張・自分の学説を発表できる

第二に「自分の主張・自分の学説を発表できる」について。ネット上で自らの「哲学」について発表される方は大勢おられますが、多くの人は理解・批判してもらえず、他者からの批判を期待してネットで発表したにもかかわらず、残念ながら独り善がりな発信に終ってしまっているサイトも数多く見受けられます。しかし、当道場では発表テーマに制限を設けておりませんので、どなたでも自分の考え・自分の研究成果について発表して頂くことができます。また、それについて参加者各自の立場から賛成・反対、様々な立場からの意見をナマで聴くことが可能です。当道場で発表することによって、自分の発表に足りないところ(分かり易さ、説得力など)を明らかにするきっかけにして頂きたく思います。

また、インターネット上のコミュニケーションにおいては、

といった問題点がありますが、当道場ではお互いに顔を見合わせながら議論を戦わせることができますから、これらの困難がないところで議論者としての自分の実力を試すことが可能です。

3.自分の議論の説得力を試せる

第三に「自分の議論の説得力を試すことができる」について。当道場は特定の宗教や思想、哲学上の立場に与しているわけではないので、参加者の意見は常にバラバラで統一されていません。ですから、発表者は常に異なる立場の人から批判を受けることになりますし、発表者も同様に自分と異なる主張を持つ人を批判します。当道場ではこれが当たり前のことですので、哲学道場における主張は常に説得力が試されることになります。

また、日常生活においてはあまりにも詳細に論ずると相手によっては「くどい」「しつこい」と思われたり、場の雰囲気を壊してしまうこともあるかもしれませんが、哲学道場では自分の立場を主張し、相手を説得するために大いに論じることができます。反論に屈せず、自己主張することによって討論は盛り上がります。

以上、哲学について話せる・発表できる・議論できる、という三点から哲学道場のメリットを解説しました。是非あなたも当道場で自分の知的限界に挑んでみて下さい。

【改訂:2009年9月8日】

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